時の矛盾

【Time Paradox】（タイムパラドックス）
直訳すると「時間の逆説」「時間の矛盾」とかいう意味ですかね
（私の英語力は酷いのでつっこまないで）


今さっき「バブルへGo！」見てたんですが


あのエンディングに恐怖を感じたのは私だけですか？


何か長くなりそうなんで続きに書きます
つまんない話です 　　　

例えばなんですが鳥山明原作の「ドラゴンボール」では
未来からトランクスが来て過去を変えようとするんですが
過去をいくら変えてもそのトランクスのいた未来は変わらないという
全ての時間が「パラレルワールド」
平行世界という設定で進んで行ったんです
（た、確かそんな感じだった気が）

ですが「バブルへGo！」ではそんなことはなく
母子家庭の母と娘が17年前へとんで
バブル崩壊を食い止めて現在へ戻ってきました

そのときにバブルを崩壊させたい一味が
過去の母親を殺して
主人公とその母親が過去へ来るという事実を無かった事にしようとするんです


もし過去の母を殺した場合
たしかに主人公（とその母）が過去へ来ることはなくなりますが
その場合
一味が過去の母を殺す事もなくなり
すると母が消えない事になり
でもそうすると過去へ来て過去の母が･･･（以下永続）


これがタイムパラドックスです


タイムパラドックスが起こった瞬間
時は永遠にループする訳です

怖いですね〜



さらに
この主人公は過去で父親と会い
父親は自分に娘がいた事を知り
家族と共に生きて行く事を決意したのですが

過去を変え
未来に戻った時
本の数日前に初めて会った父親は
主人公とその母とずっと生活していて
「おかえり」
と言われる訳です
借金取りだった男は父の秘書になっていました
怖くないですか？

自分には父と一緒にいた17年は無いんです
でも目の前にいる父は17年自分と一緒にいたんです


さらに自分の周囲は
17年前以降は自分の知らない歴史をたどっているのです
しかし過去と現在を往き来した主人公と母にはその17年は存在しない
変わりに別の17年がありました


つまり他の人間は
変わってしまった時間の人間なのです

へんな言い方ですが
オリジナルは自分たちしか残っていないのです


とても怖い事だと思うんですが
これって自分だけなのかな？